汎用PCによる番組制作装置の開発

 1つの番組を制作するには、ディレクター、カメラマン、照明、音響など様々な分野の専門家がチームを組んで取り組む必要があります。その一方で、最近では、ブロードバンドの普及に伴い、個人が手軽に番組制作をしたいという要望が強くなっています。
 当研究室では、
各家庭どこにでもあるパソコンを使い、少人数、極端な場合には、1人で質の高い番組を作ることができる装置の開発をめざして研究を進めています。
 1人で、複数のカメラや、webからの中継、あらかじめ取り込んだ動画像の切り替えを行い、同時に番組の進行役、キャスターまでしてしまおうというものです。
 そのために、カメラの制御法から、番組リソース(番組内で使われるカメラやビデオ)の切り替え法、電子的な台本の作成法など幅広い研究を進めています。

装置の概要装置

 現在は、パソコンにシリアルインタフェースのデジタルカメラ、webカメラを接続し外部リソースとして使用しています。
 アナウンサー(兼 番組制作者)は、ジョイスティックやタッチペンを使ってカメラの操作や切り替えをします。
 ディスプレイ上には、現在オンエア中の画面、次にオンエアされる予定の画面、パソコン内に取り込まれている他の映像リソースの画面が見やすく配置されており、アナウンサーは、これらの画面を自分で切り替えながら、話ができるようになっています。
 実際にシステムを完成させ、たった1人での番組制作を体験してもらい、操作性の評価を行っています。

 

参考文献:
菅原将文、山田光穗:汎用PCによる番組制作装置の提案、映像情報メディア学会2004年次大会 22−1
・菅原将文、山田光穗:汎用PCを用いた番組制作装置の開発、2005映像情報メディア学会年次大会、12-1(2005)

菅原将文、高橋洋一山田光穗:GPPSによるインタフェースの検討と評価,1525